震災関連のテレビ番組 [思うこと]
震災から1年がたとうとしている今、震災関連の番組が毎日のようにやっています。
本当に大変だったあの日。
遠くにいた私たちは、揺れはしたものの、自分や家族や友人の命を奪われることはありませんでした。
当たり前の毎日は、実は当たり前ではない。そんな思いになるような出来事でした。
それと同じ思いになった出来事が大昔にもありました。
自分が高校2年のときに、同じクラスの女子が、交通事故で他界しました。
昨日会話した子が、もういなくなっちゃった。
自分の命の重さもよくわからない年頃だったのに、皮肉にも、人の死によって、命の重さを知ったのでした。そのときの気持ちが、今回の震災で感じた気持ちとよく似たものでした。
震災以来結婚する人が増えた。とか、孤独死しないように、ラストノートが売れている。とか、人と人の絆が大切だ。とか・・・
どれも、ああ、なるほどな。と思うことだけど、何を今さらっていう気持ちも少しあった。
人が多く死んだから、今まで疎遠になった人たちがつながりあう?
うーん。まあ、それでいいのだろう。
自分も、高校の時の出来事で、いろんな人とのつながりを大切にしてきた。かもしれない。
人の死というものはそういうものだ。
父の葬儀で、話したこともない親戚のおじさんと飲み明かすことができた。
若くして亡くなった同級生。彼女のおかげで、いろんなことを感じ、今まで生きてこれた。
そして、今回の震災。多くの人が無くなり、いまだに困っている人々がいる。
しかし、この出来事を胸に、生きている者たちで、しっかりと、一歩一歩進んで行くのだ。
つながるところはつながって。補い合い支え合い。しかし、自分の足でしっかりと。
特別なことはするつもりはない。
なぜなら、毎日、その瞬間が特別だから。
当たり前が、奇跡だと思いながら。
でもまた明日の仕事があって、日常にのまれていく。
それもまた特別。
死ぬまで続く幸せです。
さて寝ますか。
ナデシコ見る元気はないなあ。
おやすみなさい。
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